実家の母が亡くなったのは、お正月の2日のことでした。血圧が高いなど、年齢相応の悪い所はあったものの、とくにこれと言った重大な病気があったわけではなく、突然のことでした。

お医者さんが言うことには、寝ている間の突然な心臓の発作のようなもので、苦しむことはなく、本人も何が起きたかわからないうちに旅立ったのではないか、ということです。残された家族にとっては、その言葉が救いになりました。

新年の忙しいときにもかかわらず、母の兄弟やその子どもたちなどが遠方から法事に集まってきてくれて、しめやかな中にも久しぶりに会う親戚同士で話がはずみました。おだやかで、兄弟とも仲の良かった母なので、懐かしい顔が集まってくれたのをきっと喜んでくれたと思います。近所のイオンでの買い物が好きな母でした。だから喪中はがきの用意はイオンでお願いしようと思っています。

突然の旅立ちでしたが、葬儀社に積み立てなどもしていてくれたおかげで、私を含めあとに残された子どもたちが困らずに済みました。法事のお料理もおいしく、食いしん坊だった母らしい葬儀社の選択だな、と思いました。ただ、私の子ども、母にとっては孫へのお年玉はさすがに準備していなかったようです。

ところが、葬儀に出席してくれた、遠方から来た親戚たちが、「せっかくのお正月だから」と、お年玉をはずんでくれました。いつもの年より、いただいた金額が多いくらいでした。もしかしたら、自分が用意できなかった分を、母がなんとか天国から孫にわたしてくれたのかもしれませんね。